妊活を行うカップルは近年増加傾向にあり、子どもを望んでいるカップルをサポートできるよう排卵日検査薬なども市販されています。
ですが、妊娠を望んでいるカップルの中には妊娠に関する正しい知識を持っていない人も多くいることが事実です。
知識が乏しいことで妊娠を遠ざけてしまうことも予想できるので、妊活を成功させるためには正しい知識を身に付けることから始めてみましょう。
今回は妊活に関する知識や勉強法について解説し、話題の妊活に関する資格についてもご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
妊活は「正しい知識」で行うべき!
妊娠をする仕組みをご存知ですか?
精子が卵子に届くことで受精し妊娠できると簡単に説明できる人は多いかと思いますが、どのタイミングで性交することで妊娠しやすくなるのかまで把握している人は少ないと思います。
また、排卵日に性交することで妊娠ができると考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、それは少し誤解があります。
誤解したまま妊活を進めていても、子どもを授かることは難しいので「正しい知識」を勉強することが大切となるでしょう。
妊娠する仕組みを知ることから始める
まずは、自然妊娠の仕組みについて解説していきましょう。
性交をすることで約5000~1億匹ほどの精子が膣や頸管を通っていき、たった1匹の精子が卵子と結びつくことで着床し妊娠となります。
ですが、その間には様々な妨げがあるのです。
精子はアルカリ性なのですが、膣の中は酸性となり正反対の性質を持っているので精子の多くは死滅してしまうのです。
さらには、白血球によって精子がバイ菌や異物と判断され、攻撃されることで残っていた精子も死んでしまいます。
こうした問題からも生き残れた精子だけが卵管に辿り着くのですが、ここでも問題があります。
卵子が受精可能な時間は6~8時間とされています。
卵子に辿り着くまでには厚い壁があり、壁を突き破る力が残っている精子だけしか辿り着くことはできません。
そのため、精子に元気がなかったり受精可能な期間を過ぎていれば妊娠はできないことになります。
その後、子宮内膜に受精卵は移動することになりますが子宮内膜に問題があれば受精卵が育つことはないのです。
このような仕組みによって妊娠を継続させることができるのですが、妊娠する確率は29歳以下の女性であれば約30~50%となります。
26歳を過ぎると下降していくのですが、不妊カップルの場合は約2%とも言われているので妊娠は非常に神秘的なことだとおわかりいただけるでしょう。
妊娠するタイミング
上記のような仕組みで妊娠することがわかっているカップルでも、タイミングが難しく妊娠ができずに悩むカップルも多いです。
妊娠をするためには排卵日を狙って性交することが重要だと感じる人も多いでしょうが、妊娠する可能性が高いタイミングは排卵日の2日前となっています。
その次に排卵日の前日となり、排卵日に性交したからといって妊娠するとは限らないのです。
また、卵子だけではなく精子にも寿命があります。
36~48時間程度と言われているので、排卵日の6日前ころから36~48時間ごとに性交することで妊娠の可能性を高めることができるのです。
このように、妊娠する仕組みやタイミングなど、妊活においては様々な知識が必要となります。
こうした知識は自分で調べることで把握することができますが、中には間違った情報もあるので惑わされてしまう可能性もあるでしょう。
ですが、妊娠に関する知識を持っていることで自分だけではなく誰かの役に立つこともできるので、妊活の資格について勉強してみることも考えてみましょう。
続いては妊活の資格を取得するための勉強法を解説していきます。
妊活の資格の勉強方法
妊活の資格を取得するためには、まずはどのような資格があるのかを調べて自分に合った資格を取得することになります。
勉強方法としては、独学があります。
自分で必要な書籍を用意して必要な知識を習得し、時にはインターネットの情報などを参考にすることもあるでしょう。
独学に関しては、自分の時間を有効的に使えるメリットがあります。
仕事や家事をしていれば自分のために使える時間は限られているので、勉強が疎かになってしまうことが考えられますが、独学では自分の好きな時間に勉強できるので、時間を有効的に使うことができます。
また、テキストや問題集などの書籍を探して購入するだけとなっているので、誰もが始めやすい勉強法となり、勉強の中ではハードルが低いので始めやすいメリットもあります。
ですが、資格取得までの道のりでは大変なこともあるでしょう。
勉強する時間、仕事をする時間、家事をする時間、などは自分でしっかりと計画を立てなければ勉強する時間を設けることはできません。
そのほかにも、テキストだけでは言葉を理解することができない可能性もあります。
特に妊娠に関しては体の仕組みについても学ぶことが必要になるので、難しいこともあるでしょう。
講師もいないので疑問があっても自分で調べることでしか解決方法がないのです。
また、独学は孤独な勉強法なのでモチベーションを維持することも重要です。
学校などのように、誰かと一緒に学ぶ仕組みであれば相談したり切磋琢磨しながら学び続けることができますが、相手がいないので自分一人で資格に立ち向かう必要があるのです。
独学以外の方法での資格取得を考えよう
上記のように、妊活の資格を独学で取得するには大きな苦労を伴います。
妊活に関する知識を取得したいと思ってもうまくいかずに諦めてしまう人もいるでしょう。
そういった時には、勉強法を変えてみることをおすすめします。
例えば、セミナー型の資格取得を行う方法です。
セミナーを受講するための受講料を支払い、講師によるセミナーを受けたあとに試験を受けることで合格すれば資格取得が可能となる仕組みです。
この方法であれば長い時間独学で勉強をする必要がなく、カリキュラムに沿ったセミナーに参加するだけで妊活に関する知識を習得できるでしょう。
自分だけではなく同じように勉強を行っている受講生もおり、わからないことがあれば講師に直接聞くことも可能なので学ぶには最適な場所となっています。
勉強をする時間を自分で作ることが難しいのであれば、こうした方法で資格取得を狙ってみてはいかがでしょうか?
妊活の資格はどんな風に役立つ?
妊活の資格を取得することで、自分自身の妊活に役立つことはもちろんですが、多くの妊活に悩んでいる女性のサポートができるようになります。
様々な妊活に関する資格はありますがその中でも公認妊活マイスターは、栄養学をベースにしている資格なので内面から妊娠しやすい体を作ることができるようにアドバイスをすることができます。
さらに、妊娠中に最適なケアの方法や子育てに関する知識まで学ぶことができるため、身近に相談できる人がいるという安心感を友人や知人に感じてもらうことができるでしょう。
また、妊活という分野は今後需要が高まっていくと予想されているため、今資格を取得しておくことで、第一線で活躍していくことも期待できます。
女性向けのサロンを開業している方であれば、他のサロンと差別化するためのツールの1つとして活用することもできるので、今後需要が増えていくであろう妊活関係の資格を取得しておくメリットは大きいはずです。
妊活をしている女性の中には、病院以外で相談できる場所が欲しいと思っていたり、妊活に関する知識を含めたいと思っている人は少なくありません。
また、女性をサポートしているサロンでは、妊活の専門的なアドバイスができるようになりたいと考えていたり、新たなビジネスチャンスを広げるためのツールとして活用したいと考えていることが多くなっています。
そのように考えている人は、妊活の本質的な部分から学び、きちんとした妊活に関する知識を得たいと思っているはずです。
妊活に関する正しい知識を持っている人はまだまだ少ないので、今のうちに妊活のスペシャリストを目指しておくことで、自分や周囲の人、それ以上に多くの人のサポートをしやすい状態です。
また、1度資格を取得しておけば、その知識は一生使うことができるスキルを身につけていることになります。
今後、妊活の相談窓口になる人の需要は高まっているので、活かすことができる場所はどんどん増えていくでしょう。
公認妊活マイスターについて
妊活に関する資格はいくつか存在していますが、その中でも栄養学をベースにした妊活に特化した資格「公認妊活マイスター」とはどんな資格なのか見ていきましょう。
妊活公認マイスターで学ぶ内容
妊活や妊娠に必要となる栄養学
妊娠しやすい体を作るためには、食事を見直すことが重要だと言われています。
不妊で悩む人は、肉や野菜を食べなかったり、間違った方法でダイエットを行っているなど体にとって良くない食生活を送っているケースが多くなっています。
ヘルシーな料理を心がけることももちろん大切ですが、肉や魚に含まれる栄養素もバランスよく摂取する方が体にとっては良い状態であり、妊娠しやすい体にもなりやすいです。
公認妊活マイスターでは、医師や専門家から直接学ぶことができるので、妊娠するために必要な栄養素は何か、なぜ妊活の最中に摂取した方が良いのかなどを学ぶことができるため、アドバイスをする際に役立ちます。
酵素学についても学ぶ
公認妊活マイスターでは、不妊のリスクを高めてしまう冷え症の改善をサポートする知識も学ぶことができます。
それは、酵素学についてです。
酵素は代謝を高めてくれるため、食事の中に酵素を取り入れることで、消化や代謝が正常になります。
その結果、不妊のリスクを低くし、ホルモンバランスや自律神経を整えることができます。
酵素の基本的な知識を知っておくことで、妊活や妊娠中に体の調子を整えることができるのです。
生活習慣や運動についても学ぶ
公認妊活マイスターの講座の中には、食事だけではなく生活習慣や運動などの側面からもサポートできるような学びがあります。
受動喫煙のリスクや成長ホルモンと卵子の成熟の関係なども学ぶことができます。
妊娠しやすい体を作るために必要になる要素の中は、質の良い睡眠と適度な運動も含まれています。
それらを整えることで、ホルモンバランスや自律神経も整えることができるため、メンタル面の不調も改善することができるでしょう。
そのため公認妊活マイスターの講座には、妊活のサポートに最適なヨガや運動、アロマに関するものもあるのです。
公認妊活マイスター資格取得講座について
公認妊活マイスターの講座を受講することで、上記で挙げた知識以外にも妊娠前から子育てまで幅広い知識を学ぶことができます。
妊娠しやすい体を作るためのポイントや日常生活で注意したいポイントなど、妊活に欠かすことができない知識を得るためには最適な資格になっています。
講座の受講方法は、東京か大阪の学会本部へ通学する必要があります。
講師は、医師や妊活に精通しているプロフェッショナルな方ばかりなので、活きた知識を身につけることができるでしょう。
正しい知識を持つ講師陣とともに、妊活公認マイスター検定テキストを勉強し、資格取得を目指します。
試験方法は筆記試験ですが、きちんと講座を聞いていればきっと問題なく合格できるはずです。
筆記試験に合格することができたら、ディプロマを取得することができます。
公認妊活マイスター取得のメリット
公認妊活マイスターを取得することで、妊活に関する不安を相談できる場所として必要とされるでしょう。
サロンを開業している方であれば、公認妊活マイスターを持っているスタッフがいるというだけで集客率のアップにもつながる可能性があります。
妊活に関する正しい知識を教えるだけではなく、妊娠しやすい体づくりの方法を伝えることができる公認妊活マイスターは、一人ひとりに合った最適なアドバイスができるため多くの女性のサポートができるはずです。
また、そのようなアドバイスができるだけではなく、男女間での妊活に関する考え方の違いの差を少なくすることができるのも公認妊活マイスターとなります。
妊活は、正しい知識を身につけて行わなければいけません。
そのためには、資格を取得するという方法がありますが、妊活に関する資格はいくつもあります。
今回は、数ある妊活の資格の中でも、医師などが監修している栄養学をベースにした公認妊活マイスターについてご紹介しました。
妊活に関して知識を身に付けたいと考えている方は、ぜひ公認妊活マイスターの資格取得を目指してみましょう。