エステティシャンを辞めたい人が転職で有利になる資格とは?

憧れの美容業界でエステティシャンとして働いている方の中には、今の仕事が辛くて「もう辞めたい」と考えている方もいらっしゃるかと思います。

実はエステティシャンの仕事は、憧れを抱いている時のイメージと実際の現場とで大きなギャップが見られることもあるのです。

今回はエステティシャンを辞めたいと感じてしまう理由や、もし仕事を辞めるなら転職する時に有利になりやすい資格取得についてもご紹介していきましょう。

エステティシャンを辞めたいと思っている方はもちろん、これからエステティシャンを目指そうと思っている方もぜひ参考にしてみてください。

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エステティシャンを辞めたいと思っている人は意外と多い!

エステティシャンの仕事はお客さんに対して美をサポートする役目があり、とてもやりがいのある仕事と言えます。

お客さんに「ありがとう」と言ってもらえるだけで元気が出たり、これからももっと頑張ろうという気持ちになることもあるでしょう。

仕事の内容自体はとてもやりがいのあるものなのですが、仕事環境のせいで辞めたいと感じてしまう方が多いようです。

エステティシャンの仕事を辞めたいと感じてしまう理由は、仕事環境のどんな部分から見られるのでしょうか?

環境がブラックであることが多い

まず、仕事環境がブラックであることが多いため、辞めたいと感じてしまう方は多いです。

エステティシャンの平均年収は30代前後で300~400万円と言われています。

月給にすると大体18~20万円程度。

形態としては早番・遅番のシフト制を採用しているところが多いのですが、そういったシフト制が採用されていないところの場合、開店から閉店までの間、ずっとお店で働いていることになります。

会社員でも残業なしなら8時間勤務がほとんどですが、エステティシャンはそれ以上に拘束されてしまうことがあるのです。

また、福利厚生に関しても多くの店舗ではボーナスや有給休暇はあまりもらえず、産休育休制度も設けられていないため、妊娠したらそのまま退職となってしまうことが多く見られます。

女性が多い職場なのでこういった福利厚生ではエステティシャンを辞めたいと感じてしまっても仕方ないのかもしれません

なぜ、女性が多い職場にも関わらず産休育休制度が設けられていないケースが多いのでしょう?

理由として考えられるのは、店舗はギリギリの人数で回しているため、産休育休で一度休んでしまうと代わりの人を入れなくてはなりません。

そこにもう一度戻ってくるとなると人数に余裕ができてしまい、その分人件費もかかってしまうため、産休育休制度を設けず妊娠したら辞めてもらうケースが多いようです。

このようなことは企業ではあまり考えられませんが、事実エステサロン業界では一般的になってしまっています。

ノルマに苦しめられてしまう

次に、ノルマに苦しめられてしまうという点がエステティシャンを辞めたい理由の中でも上位に入っています。

エステサロンの中には給料を「歩合制」にしているところがあります。

歩合制では自分が担当したお客さんの数・その月の売上によって月収が変わるというものです。

また、歩合制を採用しているエステサロンでは、売上ノルマに達成した場合、インセンティブを基本給に上乗せしてくれるケースもあります。

頑張ってお客さんをたくさん担当したり、リピーターを増やしたりすることができればその分給料もたくさんもらえることになるのですが、ノルマがなかなか達成できなかったりすると金銭面が苦しくなるばかりではなく、先輩や上司から責められてしまう可能性があり、ノルマをクリアしなくてはならないというプレッシャーに押し潰されて「辞めたい」と感じてしまう方が多いようです。

体力が持たない

もう一つの辞めたい理由として、体力が持たないという点が挙げられます。

エステティシャンはあまり動いているイメージはありませんが、実際はずっと立ちっぱなしになりますし、マッサージなどをする時には力を入れて行うため、かなりの力仕事になります。

働いてみると意外にハードな現場に驚いてしまう方も多いでしょう。

常に美容に気を使わなくてはならない

エステティシャンになりたい方の多くは、美容自体がとても好きで、自分自身の美容にもかなり気を使っている方は多いかと思います。

しかし、エステテシャンとなると常に美容に気を使っていかなくてはなりません。

少しでもだらしない部分が見えてしまうと、カウンセリングなどを行ってもお客さんから「あなたみたいな人にとやかく言われたくない」と思われてしまう可能性もあります。

そのため、忙しい仕事の中でも常に美容に気を使っていかなくてはならないのです。

これは想像以上に大変なことなので、辞めたいと感じてしまう方が増えてしまうのです。

ダメなら潔く諦めてしまうのも一つの手!

エステティシャンの仕事を続けていく中で何度も「辞めたい」と感じてしまうことはあるかと思います。

特に、1~2年目で辞めたいと感じていても、ここで辞めてしまっては意味がないのではないかと考える方も多いのではないでしょうか?

さらに他の人に相談してみても、「最初は誰だって苦労する」「他の仕事だって大変なんだから、それだとエステティシャン以外の仕事をしたって続かない」と言われてしまうかもしれません。

しかし、この状態で長く仕事を続けていても身体的にも精神的にもボロボロになってしまう可能性があります。

モチベーションが保てず、身も心もボロボロになってしまうような仕事はスパッと切り捨てて、新しい仕事を見つけていった方が自分のためでもあるのです。

周りから何と言われようともこれは自分自身のことなので関係ありません。

自分の好きなことと、自分に合っている仕事というのは一概に同じとは言えない場合が多いです。

エステティシャンという仕事が好きでも、自分には合っていないことも考えられるのです。

ここで重要となってくるのは、この仕事が自分には合っていないと早めに自覚し、経験も糧にして次に活かしていくことが重要なのです。

エステティシャンの仕事が辛いと感じたら、自分の気持ちや置かれている状況を冷静に、客観的に見て、このまま続けていったらダメだと感じるようならスッパリと辞めてしまった方が良いでしょう。

転職するなら資格を取ろう!

エステティシャンとして活躍してきたことで、美容分野における専門知識やノウハウを培ってきたからこそ、転職は有利になるのではないかと感じている方も少なくないのではないでしょうか?

ただ、スッパリと辞めて転職をしようと考えた際に、自分自身の強みは何だろうと立ち止まってしまうこともあるでしょう。

エステティシャンとして従事してきた期間によってもそれは環境が変わってきますが、それ以上に大切なのが資格です。

資格を取得することで、転職の際に他の方と比べて有利になる可能性があります。

エステティシャンとして働いてきたことで、やはり美容分野において働こうと考えている方もいるでしょうし、美容とは全く違う分野で働いてみたいという方もいるでしょう。

どんな仕事をするにしても、資格を持っていて損になることはありません。

しかし、どんな資格でも良いからとりあえず資格を取得するというのは問題もあります。

これから資格を受ける場合には、自分が転職したい業界や職種に沿った資格や評価されるような資格の中から決めるようにしましょう。

では、資格取得によって転職を成功させるには、どのように努力する必要があるのでしょうか?

必要な資格を知る

エステティシャンを辞めたいと感じて転職へのステップを踏み出しても、資格の量は膨大です。

これからどんな仕事をしていきたいのか、希望する職種はどんなものなのかを決め、その職種に必要な資格を知ることが大切です。

持っているだけで有利と決めつけるのではなく、希望する職種においてどのような資格が求められているのか、今その業界で注目されている資格はどんなものなのかをしっかりと見極める必要があるでしょう。

目標を持つ

転職活動を成功させるためには、明確な目標を持つことが重要と言えます。

しかし、そのために資格を取得することを目標とするのではなく、本来の目的を忘れないようにしましょう。

転職において資格取得は1つの武器となりますが、資格を取ることが最大の目標ではありません。

資格はあくまでも転職活動を成功させるためのステップなのです。

効率良く勉強する

資格を取って自分の強みにしよう思っても、学生と比べて勉強に勤しむ時間は限られています。

ほとんどの資格には、対策としてテキストが用意されていますが、試験傾向に沿ったものや重要なポイント以外の項目も含まれています。

過去問や出題頻度の高い重要なポイントを見極めて、限られた時間の中で効率的に勉強することが大切です。

資格取得において過去問は非常に役立つものです。

資格によっては、過去とほとんど変わらない内容で問題が出ることも少なくありません。

出題傾向を把握して、過去問を解くようにしましょう。

転職活動の期間を決める

転職活動は、期間が長引けば長引くほど思うようにいかなくなる傾向があります。

資格取得に時間がかかり過ぎてしまう場合、転職活動そのものが長期化してしまう可能性も高いです。

資格取得に費やす時間を決め、転職活動の期間を具体的に決めて努力することが大切なのです。

これまでのスキルも活かせる、おすすめの資格

辞めたいと思って転職したいけど、これまでエステティシャンとして頑張ってきたからこそ、その知識やノウハウを活かした仕事がしたいと感じる方も多いことでしょう。

エステティシャンとしてのこれまでのスキルを活かして活躍していくには、どのような資格が適しているのでしょうか?

ここでは、エステティシャンとして働いてきた方におすすめしたい、内面美容に関する資格をご紹介します。

内面美容の資格は、現在美容業界でも注目されている酵素栄養学・腸内細菌学・酸化・糖化・食事法・アンチエイジング・ファスティングなど様々な内容を医学的なレベルで身に付けることができます。

公認ファスティングカウンセラー

公認ファスティング カウンセラーR(FC)公式サイトはこちら

4つの資格の中でも、ファスティングに特化した実践資格となっており、酵素栄養学やダイエット理論などの正しい知識と実践法を学ぶことができます。

1日の講座でそれらの専門知識が身に付くため、転職活動を成功させるためのステップとして適しています。

また、エステティシャンはもちろん、美容業界で活かすこともできるため、ファスティング指導者として活躍することも可能です。

公認インナービューティートレーナー

公認インナービューティトレーナー(IBT)公式サイトはこちら

水素・酵素栄養学・ファスティング・ミトコンドリアダイエットなど、最新の食育に基づいた内面美容の総合的な理論を学び、実践的に深めることができる資格です。

体内についての美容知識を幅広く身に付けたい方や、内面美容に基づいた食育サポートや健康志向の提案ができるようになるという特徴があります。

ファスティングカウンセラー 資格取得の難易度

ライセンス校の地域を選択して8時間の講座のみで資格が取得できるため、美容業界で今後も働きたいと考えている方や、エステティシャンとしてのスキルを活かして活躍していきたいという方に向いている資格と言えます。

公認プロフェッショナルインストラクター

公認プロフェッショナルインストラクター(PI)公式サイトはこちら

最新の水素・酵素栄養学・ファスティング・ミトコンドリアダイエットだけでなく、食育全般の知識を医学的なレベルで習得し、公認インナービューティートレーナーの育成可能な講師として活躍できるレベルに到達できる資格です。

4つの資格の中では最も上位な講師資格で、スクールビジネス展開もできるようになります。

内面美容に関する講師としてステップアップしたい方や、スクールビジネス運営を希望している方などに向いています。

また、独立してサロンを経営したい方や転職活動中にも向いており、内面美容のプロフェッショナルとして幅広い知識を提供していく人材になることができるでしょう。

公認妊活マイスター

公認妊活マイスターの公式サイトはこちら

栄養学を基本に、妊娠前・妊娠中・出産後・子育てなどの幅広い知識を身に付け、妊娠しやすい身体づくりや最適な食事法・運動・生活習慣などを学ぶことができます。

この資格を取得することで、妊活に悩む女性のアドバイスができるようになり、幅広いサービスを提供できるようになります。

最新の栄養学を基に知識を身に付けていくため、ビジネスチャンスを広げていきたい方にピッタリです。

今回は、エステティシャンを辞めたいと感じてしまう理由や、転職の際に有利になる資格について紹介してきました。

どんなにエステティシャンを辞めたいと感じていても、その関連の美容業界で活躍していきたいと考えている方はたくさんいるでしょう。

これまで身に付けたスキルを活かしつつ、美容業界で新たなニーズを見つけることができれば、新しい道を切り開けるのではないでしょうか?