今は昔に比べて「社会進出」に対する差別もなくなり、女性も男性と同じように働ける時代となりました。
職種によっては女性のみに特化した資格もあるので、自立したライフスタイルを送ることができるでしょう。
そこで今回は「女性が自立できる資格」や「仕事に活かせる資格」についてご紹介していきます。
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医療事務
医療事務は主に病院やクリニックなどの医療機関において、事務処理や経理を行う仕事です。
一般事務と業務内容は似ていますが細かく分けると、受付業務や外来クラーク、会計業務、入退院受付、請求事務などが挙げられるでしょう。
一般事務と異なる点は医療分野の知識が多少必要になるということです。
医療用語などを扱うこともあるので、専門性が問われる場面もあります。
給与は基本的に勤務先の医療機関によって異なりますが、都市部と地方によってもかなり差があるようです。
一般的な平均年収は、300~400万円となっています。
医療事務は学歴や資格がなくても働くことができますが、資格取得することによって有利になることは確かです。
専門学校に行かなくても通信講座などで資格を取得することができるので、基礎的な知識を身につけるためにも資格を取得を目指すのが一番の近道と言えるでしょう。
歯科衛生士
歯科衛生士は歯科医師の指示に従って、患者の口腔内の治療補助にあたる業務を行います。
患者の口腔内に触れることができるのは基本的に歯科医師と歯科衛生士のみで、国家資格が必要になります。
歯科助手は基本的に資格がなくてもできる職種ですが、医療行為を行うことはできません。
一方歯科衛生士の業務は、歯科器具の準備や滅菌・消毒なども担当し、患者に対する予防処置や保健指導、診療補助などを行う専門職です。
勤務先は歯科医院をはじめ、矯正科や口腔外科、保健所などで働くことができます。
現在歯科医院の数はコンビニよりも多いと言われていて、求人情報を見てわかるように増員目的で募集している医院が非常に多いです。
歯科助手に比べて業務内容はもちろん、待遇が大きく異なるので自立した生活が手に入りやすくなります。
歯科衛生士の資格は毎年3月初旬に実施される国家試験を受験し、合格者のみに歯科衛生士免許証が与えられるような仕組みになっています。
栄養士
栄養士とは、食事や栄養の指導や献立作成、食材の発注、食事管理などが主な業務です。
栄養士として活躍できる場所は、病院や学校、保育園、介護施設など食事を提供する施設が挙げられます。
中には食品を扱う会社で商品開発や調査を行ったりするケースもあるので、仕事の幅はかなり広いと言えるのではないでしょうか。
栄養士は栄養士法に定められた資格であり、特定の職業に従事するための国家資格になります。
そのため、4年制大学や短大、専門学校に通うことが必須です。
生活に密着した知識を豊富に学ぶことができ、自身や家族の健康を考えた食生活にも活かせるので仕事以外の場でも役立つ資格と言えるでしょう。
介護福祉士
介護福祉士は、病気や障害などを持ち自立した生活ができない人に対して、食事や排せつ、入浴などの介護を行う仕事です。
高齢者や身体障害者が入居している施設やデイサービスなど、幅広い施設で活躍することができます。
介護福祉士の資格は国家資格になり、筆記試験以外に実技もあります。
国家資格の中でも難易度が高い資格と言われていて、最低でも1年以上の学習期間が必要になるでしょう。
しかし、平均年収が400~500万円とかなり高年収になっているため一度取得すれば待遇面に関しては納得のいく環境で働くことができます。
ケアマネジャー
ケアマネジャーとは別名「介護支援専門員」と呼ばれる職業です。
高齢者とその家族の介護相談を受け、介護保険サービスを受けれるようケアプランを作成していくのが主な仕事になります。
年齢や勤務先によって給与が異なりますが、ケアマネジャーは正社員だけでなくパートとしても働くことのできる職種です。
女性中心の職場となりますが、他の職業に比べて給与は比較的高めに設定されています。
ケアマネジャーになるには公的資格が必要になり「介護支援専門員実務研修受講試験」という試験を受け合格しなければなりません。
資格取得にあたり実務訓練が必須になるため、知識だけでなく技術能力も問われる職種になります。
また、試験合格後は32時間の研修があり、短期間で資格を取得するのは難しいと言えるでしょう。
調剤薬局事務
調剤薬局事務とは患者から受け取った薬代を集計し、国や患者に請求する仕事です。
この他、処方箋の情報をパソコンに入力したり医薬品の発注や検品、レセプト作成などの業務も行います。
薬局は日本各地どこにでも所在し、病院やクリニックなどの医療機関の需要が高まっていることから、自宅近くで勤務先を探すことが可能です。
正社員やパート、派遣など複数の勤務体系があるため、働きやすい時間帯で無理なく仕事をすることができます。
調剤薬局事務は民間資格なので特に資格が持っていなくても採用される仕事ですが、ある程度年齢を重ねていても経験があれば優遇される可能性が高いでしょう。
Webライター
Webライターとは名前の通りweb上に掲載する記事やネット広告の文章、商品サイトの説明文などを書く仕事です。
案件にこだわらなければ様々なジャンルの文章を執筆することになるでしょう。
そのため、基本的にはパソコンを使って文章を書くことになるので誰にでもできる仕事と捉えてもらっても構いません。
しかし、案件に合わせて適切な文章を書かなければならないので、常に世の中に向けてアンテナを立てておく必要があります。
勤務先は会社に勤める場合とフリーランスとして活動する場合に分かれますが、どちらも仕事内容は同じです。
依頼される案件によって単価幅がかなり生じるため、年収100万円を切る人もいれば1,000万円以上の収入がある人もいます。
基本的にスキルや知識が求められることはないので資格取得の必要はありません。
しかし、最初はクラウドソーシングを使って仕事を受注するところからスタートするので、Webライティング実務士などの資格を持っていると有利になるでしょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、ポスターや雑誌の表紙、新聞などのデザインを行います。
広告代理店やメーカーの商品開発部などで勤務する人が多くなっていますが、スキルを身に付けることができればフリーランスとして独立することも可能です。
グラフィックデザイナーになるために必要な資格などは特にありませんが、IllustratorやPhotoshopといったデザイン制作ツールを使用できるというスキルは必要になります。
年収は中小企業に勤める場合は300~400万円ですが、フリーランスとして上手く営業ができれば年収1000万円を手にすることができる可能性もある仕事なのです。
また、グラフィックデザイナーはパソコンでできる仕事です。
そのため、融通が利きやすく、女性が自立できる資格だと言えるでしょう。
子育てや家事などで忙しい女性が自立できる資格としても注目されています。
セラピスト
セラピストは、マッサージ店やエステサロンで仕事をしている人のことを指します。
その他にも、理学療法士や柔道整復師など、施術やリハビリを行う人も広い意味でセラピストということができます。
セラピストの多くはアルバイトや業務委託という勤務形態が多いので、正社員になることが難しい仕事と言えるでしょう。
しかし、人の喜んでもらうことが好きな人や人と接することが好きな人には向いている仕事です。
特に女性は、手先の細やかな動きが得意なので、マッサージ店やエステサロンでの勤務もしやすいのではないかと考えられます。
セラピストとして働く人の中には、自宅サロンを開業している人もいます。
そのような働き方では、個人的な都合に合わせやすいので、女性が自立できる資格の1つだと考えられるでしょう。
セラピストになるためには、サロンが開講している講座や通信講座で基本的な知識を身に付けておく必要があります。
ネイリスト
ネイリストは、手や爪の美しさを引き出すためのお手入れをします。
爪の表面のお手入れをするネイルケア、マニキュアやペディキュアを用いたカラーリング、ラインストーンやラメなどを用いたネイルアートを行います。
ネイリストになるために必要な資格はありませんが、多くのネイリストはネイリスト技能検定という資格を取得しているのです。
ネイリスト技能検定の中でもスタート地点になる3級は3ヶ月に1回試験があり、合格率も85%となっているのできちんと学習していれば合格できるはずです。
ネイリストの平均年収は250万円程となっていますが、さらにレベルの高いネイリスト技能検定に合格したり、ジェルネイル検定に合格したりすることでステップアップできます。
ネイルスクールに入学して資格取得をするケースもありますが、その場合は入学金や学費で年に100万円ほどかかってしまいます。
しかし、ネイリスト技能検定1級以上を所持し、経験もあるベテランネイリストになることができれば30万円ほどの給与を見込むことができるので、きちんと学んでおくことでより女性が自立しやすくなるのではないかと考えられます。
このことから、ネイリストは女性が自立できる資格といえます。
エステティシャン
エステティシャンは、エステサロンでボディケアや痩身、フェイシャルなどの施術を行います。
エステティシャンとして働くために必要な資格は特にありません。
しかし、エステティシャンを養成する学校を卒業してからサロンに就職するか、就職後にサロン独自の研修を受けてから仕事を開始するというケースが多くなっています。
また、通信講座でエステティシャンに必要な知識を学ぶことができるものもあるので、働きながらエステティシャンを目指すことも可能です。
通信講座は、25~30万円くらいかかります。
エステティシャンとして経験を積み、知識や技術を自分のものにすることができれば、自宅サロンを開業することもできるはずです。
そのため、エステティシャンは女性が自立できる資格の1つだと考えることができます。
エステティシャンの平均年収は、20代でおよそ200万円、30代に差し掛かる頃にはおよそ300~400万円だと言われています。
アロマテラピスト
アロマテラピストは、アロマオイルを使ってアロマテラピーを行います。
アロマオイルには、リラックス効果があるため、ストレス解消などの効果が期待できます。
アロマテラピストは、アロマの専門店や美容サロン、アロマスクールなど幅広い活動ができるため、自分にあった働き方を見つけやすいはずです。
アロマテラピストになるために必要な資格はありませんが、アロマテラピー検定やアロマテラピーアドバイザー検定などの民間資格を取得しておくと、しっかりと知識があることを証明できるでしょう。
アロマテラピー検定やアロマテラピーアドバイザー検定合格に必要な知識は、書籍などを読んで独学で学ぶこともできますが、専門学校に通うというケースもあります。
しかし、専門学校に通うと学費が200~300万円くらいかかってしまうため、仕事を続けながら資格を取得したいと考えている人はおよそ10万円で受講できる通信講座をおすすめします。
アロマテラピストは、自宅サロンを開業するなど独立の道を選択することももちろんできます。
つまり、女性が自立できる資格の1つなのです。
美容関連で女性が自立するのにおすすめの資格
ここまで女性が自立できる資格を紹介してきましたが、美容関連でおすすめの資格もあります。
それは、内面美容医学財団が手掛けている公認ファスティングカウンセラーや公認妊活マイスター、公認インナービューティートレーナー、公認プロフェッショナルインストラクターといった資格です。
これらの資格は、女性の健康や美をサポートするために役に立つ資格で、様々な分野で活かすことができます。
そのため、美容関連で女性が自立できる資格を取得したいと考えているのであれば、内面美容医学財団が手掛けている資格の内容を確認してみると良いでしょう。
最近は、自立したいと考える女性が増えています。
自立するためには、しっかりとした知識を身に付けている必要があるでしょう。
そのような時に、今回紹介した女性が自立できる資格を取得しておくと、自分らしい生き方ができる可能性が高まるはずです。